発熱した時の栄養補給 (2018.01更新)

風邪やインフルエンザで体調を崩しやすい時期ですね。
発熱した時や嘔吐・下痢症状がある時の栄養補給についてお話します。

水分補給

発熱や下痢・嘔吐時は脱水状態になりやすいため、水分補給を最優先にします。
OS-1(オーエスワン)などの経口補水液や水、お茶などを少しずつこまめに飲ませましょう。

乳児の場合

母乳やミルクを欲しがるだけ与えましょう。

吐き気がある場合

少し飲ませてから20~30分様子を見てください。

食事

食事はおかゆややわらかくゆでたうどんにします。食欲がない時には無理に食べさせる必要はありません。食欲があっても消化の良いものにしましょう。消化の良いものとは豆腐や麩、鶏肉、白身魚など離乳食に使える食材が目安になります。

家族の食事を作る際に、味噌汁や煮物などに豆腐や麩を入れて取り分けると手軽です。ベビーフードのうらごし野菜を利用してもよいですね。

子どもが病気になると洗濯物が増えたり看病したり、と忙しくなりますよね。お母さんがダウンしないよう、手をかけずに手軽にできるものをストックしておくと便利です。

高熱やのどの痛みで食事が摂れない場合

高熱やのどの痛みで食事が摂れない場合はアイスクリームでもOK。
(種類別が「アイスクリーム」と表示されているもの。ハーゲンダッツなどがこれにあたります。)
卵や乳製品が多く含まれており高カロリーです。

ただし嘔吐や下痢など胃腸症状がない場合に限ります。
また、赤ちゃんには刺激が強く、胃腸に負担がかかるので食べさせないでくださいね。

そのほか、くず湯も水分とエネルギー補給が同時にできるのでおすすめです。
くず粉は赤ちゃんでも使える食材で、昔から初期の風邪症状の緩和や下痢などに効果があるとされています。

嘔吐症状がある場合

嘔吐症状がある場合、酸味のある飲料・ヨーグルト・オレンジなどのかんきつ類は、吐き気をもよおすので避けましょう。

嘔吐や下痢症状が激しい場合、その他の処置が必要となることがあるので、受診してください。

常備しておくと安心

乳幼児や高齢者がいるご家庭ではOS-1(オーエスワン)やくず湯、麩などを常備しておくと安心ですね。OS-1(オーエスワン)は薬局で販売しており、乳児から高齢者まで使用できます。