溶連菌性咽頭炎(溶連菌感染症)について (2012.03)

インフルエンザの患者さんは2月上旬に比べると少なくなりましたが、まだまだ流行しています。そんな中、溶連菌性咽頭炎(溶連菌感染症)の患者さんも増えてきたので溶連菌性咽頭炎についてお話させていただきます。

溶連菌性咽頭炎

冬から春にかけて流行する病気のひとつですが最近は1年を通してかかります。

溶連菌という細菌がのどに感染してのどの痛みと同時に38~39℃の発熱で始まり発症後1~2日たって体や手足に小さくて赤いかゆみのある発疹が出てきます。舌がイチゴのようにブツブツとなることもあります。小さいお子さんは高熱がでないこともあります。
潜伏期間は2~5日で、主に2~10歳ころに多く、成人は少ないといわれています。

院内での診断は綿棒でのどの菌を採取し、迅速キットにより10分程度でわかります。

治療

抗菌薬を10日間服用します。1日か2日で熱が下がり、のどの痛みも消失します。しかし熱が下がったからといって途中で薬をやめてしまうと再発してしまうこともあり、リウマチ熱をおこすことがあります。必ず薬は最後まで服用することが大切です。

家庭で気を付けること

高熱

ぐったりとしてしんどそうであれば使用方法を守って解熱剤を使用してください。

食事

のどの痛みがあるときは、熱いものや酸っぱいもの、からいものは避けましょう。ほしがればアイスクリームなどのどごしの良いものを与えましょう。

入浴

熱がなく、元気ならかまいません。

薬を飲み始めて24時間たてば、ほかの子にはうつりません。発熱や発疹が治まって元気であれば登園、登校してもらって構いません。

溶連菌はいろいろなタイプがあり、何回も感染してしまうことがあります。
日頃から、手洗い、うがいをして予防しましょう。