児童虐待って知っていますか? (2018.01更新)
児童虐待って知っていますか?親や、親にかわる養育者が 子どものからだやこころを傷つける行為のことです。
悲惨な事件はテレビや新聞でセンセーショナルに報道されますね。
だから虐待って、かわいそうだけど特別な環境の人が起こす、
テレビの向こうの遠い出来事…
そんな風に感じていませんか?
実はごく「普通の家庭」でもあること。きっかけが重なれば誰でも起こす可能性のある出来事なんです。
子育て中の毎日、いろんなストレスを感じますよね。たとえば…
- どうしてこんなことをするのか 子どもの気持ちがわからない
- どうして言うことを聞いてくれないの?
- こんなにがんばっているのにご飯を食べてくれない
- うちの子は他の子と比べてうまく育っていないんじゃないかしら
- 子育てがうまくできない自分はダメな親だ…
- 夫婦の問題(夫や妻が家事育児を手伝ってくれない、暴力を振るわれている)
- おじいちゃんおばあちゃんのこと(関係がよくない、介護をすることになった)
- ご近所のこと(うまく付き合えない、仲間外れにされている)
- 生活費のこと(収入が少ない、突然リストラされた)
などなど問題が次々押し寄せる。
という状況になると
この子さえいなければうまくいくのにと思ったり
感情が抑えきれなくなってつい弱いものにはけ口を求めてしまう。
それが虐待の入り口です。
想像してみてください。誰だってその一線を越える可能性があるのです。
虐待をする親は特別な親ではありません。
虐待は悪いことでも虐待をしてしまう人は悪い人ではないのです。
そしてその芽は、あなたのすぐ隣にあるということを覚えていてくださいね。
生駒市の場合
子どもサポートセンターゆう(電話 0743-73-1005)
こども課(電話 0743-74-1111 内線775)
奈良県
中央こども家庭相談センター(電話 0742-26-3788 24時間対応)
その他
児童相談所全国直通ダイヤル(電話 0570-064-000 24時間対応)
最寄の福祉事務所、警察署など
こんな子どもを見かけたら
- よく傷やあざをつくっている
(古いもの、新しいもの) - やけどのあとがある(古いもの、新しいもの)
- 激しい泣き声、どなり声
- 服が汚れている、季節外れの服を着ている
- お風呂に入っていないみたい
- ぼーっとしていることが多い
- いつも一人でいる
- 表情がない
- 衝動的で乱暴
- からだが極端にちいさい
- 急にやせたり太ったりする
- 学校の成績が急に落ちる
- 遅刻・欠席が多い
- 夜遅くまで出歩いている など
私たちは児童虐待を見たり疑ったりした時、通報(通告)をしなければならないという義務を負っています。
子どもは社会で育てるもの。その一員である私たちは子ども達のために、そして苦しみながらも虐待という手段を取ってしまった親達のために、一日でも早く虐待を解決しなければなりません。
何かおかしいなぁと感じたら躊躇せず上記まで連絡をしてください。
決め手がなくてもかまいません。何か気になる、という程度でもいいのです。通報(通告)をした人のプライバシーは守られます。
今、あなたのまわりに孤立した親子がいないか関心を持って見てください。
もしあなたが
私には関係ないことだわ
面倒な事には巻き込まれたくないわ
と思ってしまったら、傷ついたちいさな命や、追い詰められた親の苦しみに、どうぞ心を寄せてみてください。
お父さん、お母さん ひとりで悩まないで
- 子どもがかわいいと思えない
- ついカッとなって手をあげてしまう
- 子育てのやりにくさを感じている
- 子どもの育ちについて悩んでいる
- 家事や育児にやる気が出ない
- ママ友やご近所は苦手
- 相談相手がいない
- 子どもといるとイライラする
- 自分の子どもと他の子どもを比べてしまう
- この子さえいなければ…と思ってしまう
- 自分はダメな親だと自分を責めてしまう
- お父さん、お母さん自身が親から愛されなかったと思う など
虐待は未然に防ぐことが大切です。
お父さん
お母さん
そしてお子さんが傷つく前に
自分のココロの小さなトゲを見逃さないで
周りの人にSOSを出してください。
悩んでいるお父さん、お母さんも上記にお電話して相談してください。