熱性けいれん、及び再発防止について (2018.01更新)

熱性けいれんは、熱が急に高くなる時に起こります。

けいれんがあった時は、どうししたらいい?

慌てない

多くのけいれんは、数分間で止まります。
命に関わることはまずありません。

何もせず、楽な姿勢で

口の中に指や、物を入れないようにしましょう(舌を噛むことはありません)。
大声で呼んだり、身体を揺すったり、押さえつけたりせずに、身体を横向きに寝かせ 服を緩めて楽な姿勢にしましょう。

吐きそうな時は・・

吐きそうな仕草をしたら、身体ごと横にして吐いたものが喉に詰まらないようにしましょう。

じっと見る

時計を見て、けいれんが何分続いているか確かめましょう。
どのようにけいれんしているかをよく観察してください。(手足や身体の動き、目の向きなど)よく見て、後で医師に伝えられるようにしておきましょう。

けいれんが止まって、意識が確認出来たら・・・慌てず、落ち着いて受診して下さい。
けいれんが10分以上続いて、意識が確認出来なかったら・・救急車を呼んで下さい。

予防の方法

ジアゼパムという抗けいれん薬の座薬(ダイアップ)を使います。

いつ?

必要なお子さんは、37.5℃~38℃を越す熱が出始めたときに使いましょう。
8時間後も熱が続いていたら、もう一回使いましょう。
(このあとは、熱が続いていても使う必要はありません)
使い方・タイミングは、処方した医師によく確認しておきましょう。

注意点

眠くなったり、ふらつく事があります。転んで頭などぶつけたりしないよう、見守ってあげましょう。

  • 一緒に解熱薬の座薬を使いたい時は、先に抗けいれん薬の座薬(ダイアップ)を入れて、30分以上経ってから使って下さい。
  • 解熱薬を早めに使ったり、頻回に使ったりしても、熱性けいれんを予防することは出来ません。

熱性けいれんと予防接種

はじめて熱性けいれんをおこした場合、一律に見合わせることはぜず、お子さんの状況で特に期間を開けずに接種を行うこともあります。医師とご相談下さい。