離乳食(補完食)を始めましょう (2018.01更新)

始める目安

生後5、6カ月頃になると、食べているいるところをじーっと見つめたり、手を伸ばしたりと興味を向けるようになってきます。

このようなことが見られたら、あなたのあかちゃんの補完食(離乳食)の開始時期でしょう。

しかし、スプーンなどを口に入れると、舌で押し出すようならもう少し待ちましょう。食べることって楽しいことなので、無理強いはしない方がいいですね。

食べる機能の基本は舌の運動ですが、この時期は口の周りの筋肉が未発達で舌を前後にしか動かせません。トロトロの離乳食を上唇で取り込み→舌でのどに送り込み→ゴックンと飲み込むのがやっとです。

大人は無意識に出来ていることですが、飲み込むまでの一連の動作は何度も練習しなければ出来ません。だから・・・飲みこめずに口の端からダラダラ出てきたり、ベーッと出してしまうのは当たり前。最初から上手くできるとは思わずに、赤ちゃんの初めて体験を見守ってあげましょう。

口の周りに食べ物が付いたままだと、 かぶれて赤くなることがあります。
食事が終わったら口の周りを拭くようにしましょう。
できれば濡らした布の方がきれいに拭けて、 さっぱりと気持ちいいでしょう。

楽しい雰囲気で~お母さんの笑顔が大切です~

生後3ヶ月頃の赤ちゃんでも、大人の表情を真似する「表情模倣」をします。

授乳中や食事中にお母さんがにこやかにしていると、赤ちゃんも安心してほほえみます。逆に不機嫌な表情を見せると、赤ちゃんも不機嫌で不安な表情になります。このように授乳や食事はコミュニケーションの場としても重要です。

授乳中に携帯電話やパソコンに気を取られていることはありませんか?

授乳タイムは社会性やコミュニケーション能力を育てる大切な時間です。なるべく赤ちゃんに向き合って、話しかけたり頭や足を撫でてあげたりするとよいですね。

授乳中や食事中にお母さんが笑っている

  • 赤ちゃんも真似をして笑顔になる。
  • 食事は楽しいものだと覚える。

楽しくない環境で食事をすることは、消化、吸収にも影響します。