ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの接種および同時接種について (2018.01更新)

当院で希望される方には同時接種を行っている理由

以下のことから当院では希望される方には同時接種を行っております。

  • (1) 世界中ではヒブワクチンは1990年代前半から20年以上、肺炎球菌ワクチンは2000年から10年以上接種が実施されています。
  • (2)ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種も肺炎球菌ワクチン導入後は通常の接種万法として10年以上実施されています。
  • (3)米国では肺炎球菌ワクチン導入後2年間で3150万接種実施され、117人が接種後1週間以内に死亡しましたが、ワクチン接種が原因と確定したケースは皆無ということです。
  • (4)同時接種についてはWHOが世界中で行っている予防接種計画でも採用されており、先進国でも途上国でも実施されています。
  • (5)日本ではヒブ髄膜炎に600人、肺炎球菌髄膜炎に200人が罹患していると推定され、その50%は0歳で、80%は2歳未満で発症しいています。
  • (6)いつかかるか、どちらの菌の髄膜炎にかかるのかなど、誰にも予想できません。もっとも効果的に予防するには、両万のワクチンをできるだけ早く必要な回数を完了するしかありません。

たかだこどもクリニック 院長 高田慶応