院長・スタッフのブログ
キジバトの子育て
2021年11月18日
10月初旬、我が家の庭の梅の木にキジバトを2羽見かけるようになりました。巣ができたら嫌だなと思い、キジバトについて調べてみました。すると、キジバトは夫婦交代で仲良く子育てするので夫婦円満、家内安全などの幸運を招くと言われているらしいのです。なので優しく見守ることにしました。
キジバト夫婦はせっせと小枝を運び始め、2日もしたら小枝を乗せただけの雑な巣が出来上がりました。巣には1日中どちらか一羽がいて、朝と昼過ぎ「ホーホ フーフッフ」と誰もが聞いたことのある鳴き声で相手を呼んで交代します。
10月13日に巣に卵が一つあるのを発見!
雨の日も風が強い日も交代しながらしっかり卵を温めています。
2週間ほど経った日、親鳥の下でもぞもぞ動く雛を2羽見つけました。
親鳥は雛が産まれて数日は、1羽が必ず巣にいて雛を抱いています。キジバトは雄も雌も体内でピジョンミルクという栄養液を作り出せるらしいです。日に数回ピジョンミルクを与えるのですが、不思議なのは雛は全くピーピー泣かないのです。どうも天敵に見つからないようにするための自己防衛らしいのですが。生き残るための知恵ですね。
1週間もすると雛だけ巣に残り、親鳥は日に数回給餌にだけやってくるようになりました。もう雑な巣は2羽の雛でも窮屈そうです。
産まれて2週間ほどすると雛が羽をばたつかせ巣から近くの枝に移動しました。巣立ちの練習をしているのでしょう。後ろ髪を引かれる思いで仕事に行き、帰ってくると雛はいなくなっていました。
翌日の朝、雛達を庭で見つけました。庭のどこかにいたようです。その日1日庭で羽ばたく練習をしながら、木を移動したり休んだりして過ごしました。親鳥もまだ給餌にやってきています。そしてその翌日、フンだらけの巣を残して本当に巣立ってしまいました。
巣作りから約1ヶ月、毎日懸命に夫婦で子育てする姿は発見と驚きの連続でした。
キジバト一家のおかげで、たくさんの楽しみと癒しをもらいました。
ありがとう〜😊 また来てね